ヴェオリアの目標は、2020年を達成期限とする9つのコミットメント、および12の主要指標に具体化されています。グループ内のあらゆる階層で協業し、サステナビリティ(持続可能性)に関する戦略の優先事項を明確化・特定しました。
持続可能な開発は地球規模で不可欠であり、当社が活動する地域での持続可能な開発は、ヴェオリアの存在意義の一つです。さらに、私たちの従業員の幸福が当社の成果に直結することを踏まえ、以下の3つの側面からヴェオリアのコミットメントを定め、その成果を公表することを決定しました。
地球を資源で満たす
ヴェオリアは、水・廃棄物・エネルギーの循環を包括的に検討しており、循環型経済(サーキュラーエコノミー)の発展を推進する、新たな統合型ビジネスモデルを提案しています。こうした手法は、ヴェオリアの戦略的目標、および「Resourcing the world (地球を資源で満たす)」というビジョンの根幹をなしています。
1. 循環型経済を促進し、天然資源を持続的に管理します
2. 気候変動の抑制に貢献します
3. 生物多様性保全のため、環境にやさしいアプローチを促進します
地域を資源で満たす
ヴェオリアの事業活動は、地域に深く根ざし地域住民の日常生活と密接しています。当社は、必要不可欠なサービスが地域に広く行き渡るよう奮闘しており、その結果、地域社会で直接・間接雇用や誘発雇用が生じ、豊かになることを目指しています。
4. ステークホルダーと、新しい関係性や価値創造モデルを構築しています
5. 地域の発展に貢献します
6. 人類の健康と発展にきわめて重要なサービスを供給・維持管理します
人々を資源で満たす
ヴェオリアが負う最も重要な責任は、171,400名の従業員に対し、ウェルビーイングと充足感を保証することです。当社の従業員は「地球を資源で満たす」ことができる人材であると私達は信じており、それゆえ従業員一人ひとりに安全で健康的な労働環境を保証しています。
7. 安全で健康的な労働環境を保証します
8. 専門家の育成と全従業員のコミットメントを促進します
9. ダイバーシティを尊重し、基本的人権と社会的権利を保証します
ヴェオリアのサステナビリティ(持続可能性)に関する手法
ヴェオリアのサステナビリティに関する戦略は、当社を際立たせる要素だと確信しています。当社のソリューションにより、都市や産業がより強靭で、包摂的(インクルーシブ)、スマート化され、循環が進み、より住みやすくなることを目指しています。このようなサステナビリティに関する取組みを水、廃棄物、エネルギーの各事業で展開し、お客様のニーズに応えています。
ヴェオリアがサステナビリティの目標を実現するには、組織のあらゆる階層での協業が鍵です。そのため、ヴェオリアでは、WASABI(Wide Access and Sharing Platform for Best Initiatives in Asia/アジアのベストイニシアチブの広範なアクセスと共有)と称する社内の専用システムを活用し、アジア各地のオペレーション関連のベストイニシアチブ(最良事例)を一元管理し、共有しています。