ノウハウと技術力を駆使し、
ビジネスを展開しています
現在どのような仕事に取り組んでいますか?
民間企業の顧客に向けて、ユーティリティ設備の維持運転管理と最適化を提案する部署に所属しています。顧客の工場に出向いて、ニーズや課題を聞き出します。たとえば、排水処理設備のトータルコストの削減に関心ある顧客に対しては、今の運転状況だけ変更するか、あるいは投資して設備を改造するまで効率を上げるか等、5年や10年の長い期間で検討します。さまざまなデータを収集・解析して現状をきちんと把握した上、世界各地で弊社が蓄積しているノウハウと技術力を駆使し、改善提案を提示します。長期間におよぶ維持運転管理の契約の場合、お互いに取ってフェアな契約になるように、処理条件や保証条件等、契約の仕組みも顧客の状況に応じてケースバイケースで考案する必要があります。
お客様により良い提案をするために、普段から様々な方から情報を聞いたり、論文や文献を読み込んだり、常に最新の知識や技術を吸収しなければならない大変さもありますが、学ぶ楽しさもあり、やりがいを感じています。
Resourcer(リソーサー)としてのこだわり、仕事のやりがいは?
水・廃棄物・エネルギーという当社が掲げる3分野の全てに関わる仕事であるという点です。新規プロジェクトの開発がほとんどの仕事ですが、契約後の案件に対してもトラブル対応を行ったり、最新の知見に基づいて、運転条件の修正を行ったりすることがあります。いずれにしてもプロジェクトごとに性質が異なるので、その都度、新鮮な気持ちで仕事に臨むことができます。
主な業務内容は、顧客とのコミュニケーション、データ解析、現場調査、改善提案の考案、契約するまでプロジェクトを管理します。お客様の悩みに対して、独特の視点で解決策を見出すことは非常に達成感があり、自分自身の成長を日々感じています。
これからの夢や目標を教えてください
昨今、さまざまなプラントに自動化の波が押し寄せています。水処理施設などは人の手で支えられているところがありますが、これからは水関連分野も自動化やIoT化が進むのではないかと考えています。
現状は導入コストなどに課題があり、自動化のメリットは多くありません。しかし、技術的なハードルを乗り越えることができれば、実現可能性は十分にあるはずです。そのための技術や知識をキャッチアップしながら、自動化を提案していきたいと思っています。
就職活動中の皆さんへのメッセージ
マカオに生まれ、中国の環境汚染を間近に見てきた私は日本で環境を学びたいと考え、日本の大学に進学、水の研究室に所属しました。就職活動では自分の専門分野を生かせる仕事を探し、最終的に当社への入社を決めました。
当社は水・廃棄物・エネルギーの3分野で事業を展開しているので、当該分野の技術やビジネスのスキルアップを図りたい人に向いています。また、ラボでの実験を基本とする研究職とは異なり、当社は現地調査等にも出向きますから、自分のアイデアや専門性をソリューションとして実社会に活かしたい人には魅力的な職場だと思います。
オンサイトサービス事業本部
マネージャー
2013年新卒入社
(ヴェオリア・ジェネッツ)
2006年に来日し、大学で都市工学の修士課程を修了後、ヴェオリアに入社。現在は工場の顧客に向けて、顧客のコアビジネスではないユーティリティー(水、エネルギー、廃棄物)の最適化の検討をし、長期的な視点でお互いがWin-Winの関係になるように改善策を提案する。
1日のスケジュール
9:30 出社
コロナ対策として時差出勤を利用しています。出社後、前日メールの確認を行います。
10:00 作業確認
チームメンバーの進捗状況を確認し、状況に応じて作業を変更したり追加したりします。
11:00 打合せ
上長にプロジェクトの現状を報告し、今後の対応について打合せをします。
12:30 昼食
食堂の混雑を避けて、やや遅めの時間帯で昼食を取ります。
13:30 部門全体の定例会
リモート会議システムを活用しながら、現場のメンバーとも各自の進捗を発表したり、意見交換したりします。
15:30 顧客への連絡
追加情報のご提供を依頼して、現場訪問の日程を調整します。
16:00 データ解析・資料作成
顧客から頂いたデータと情報を解析して、現状整理と改善案検討を行い、その内容を資料としてまとめます。
19:30 退社
帰宅途中に家族に必要な買い物をして帰ります。