総合的な水道施設・管路の管理を行います。 水質・水圧・流量・土質・管内などありとあらゆる方面から診断し、少しでも長く管を延命させるご提案をいたします。
管路情報
管網維持管理での、すべての始まりは管網図です。アナログからデジタルの時代になり弊社独自マッピングシステムを利用すれば、様々なシミュレーションにて緊急時に即対応可能です。
GIS上下施設管理
「わかりづらい」を「わかりやすい」に、誰でも使える操作性を実現しました。
流向解析・水圧解析
到達時間の長い箇所に対し、残塩濃度の点検を頻繁に実施する等、分析しシミュレーションします。 また、管網計算の結果から水圧の推測地を表示します。画面上にはグラフも表示されますので一目で判断が可能です。
GPS調査・弁栓台帳作成
弁栓などの座標を X,Y,Zで測量します。 また、詳しい弁栓位置を現地オフセット調査にて弁栓台帳を作成します。
管路診断
水質・水圧・流量・土質・管内などありとあらゆる方面から診断し、少しでも長く管を延命させるご提案をいたします。
水圧流量調査
水圧調査の結果を管網解析などに活用します。
KP-NET 管路内洗浄システム工法
漏水調査
漏水とは
まず、漏水とは―文字通り水が漏れ出ることで、主に水道管から水が流出することを指します。地上へ水が流れ出る地上漏水と地下で流出する地下漏水があります。
水道水は、地中に張り巡らされた水道管を通って蛇口からでてきます。その水道管というのは、経年劣化による腐蝕、地震、地盤変動、その他諸々の要因によって、常に漏水が発生する危険性を孕んでいるのです。 しかし、水道管は地中に埋まっているために、漏水していたとしても気づくことが困難な場合がほとんどです。そして、この漏水に気づかずにいれば水の浪費はもちろんのこと、道路陥没などといった事故を招き、また近隣のご家庭などでは突然の断水といった事態も起こりうるのです。 こういった通常では見つけることのできない地下で起こっている漏水を、熟練した技術者と漏水調査に特化した機材とをもって調査にあたるのが漏水調査です。
当社は、絶えず発生する漏水をいち早く発見し、皆さんの生活に欠かせない安全な水を無駄にせず使用できるよう、また二次災害に繋がらないよう、水道施設のさらなる健全化・効率化を図るべく、その現場の状況に応じた適切な調査工法を選択し確実な調査を行います。
工法
漏水調査には、いくつかの方法があります。
弁栓音聴
「弁栓音聴調査」と呼ばれる聴覚による調査方法 漏水の起こっている漏洩口では、管内圧力により噴射される水量と管欠損部の形状が摩擦し、独特の音が発生します。これらの水道管を伝って仕切弁や消火栓、各給水栓などへ伝播される異常音を「音聴棒」によって聞き分けます。 ※音聴棒 1~2m前後の専用の金属製スティックです。樹脂性の耳を当てるための部分があります。バルブなどのスピンドル部に突き当てて聴音します。音の聞き分けには技術者の技量が関係します。
路面音聴
漏水探知器により、水道管が埋設されている地上面に漏水個所から聞こえてくる「漏水音」を技術員の聴覚により判定します。 ※漏水音 漏水に伴い漏水個所から派生する可聴音を意味します。音の聞こえ方は多種多様で、それにより漏水の様子を推察することができます。
多点式相関調査
例えば、ある一定距離の水道管の中央部分で異常が発生している場合、異常音がその区間の両端へ伝わる音速、帰着時間は等しくなるはずです。この性質を応用した調査方法です。 消火栓やバルブなどの管上の2点にセンサーを設置し、それぞれのセンサーに帰着する異常音の所要時間の差から、おおよその異常(漏水)地点を距離で表現します。
SP-EYE 給水管音圧調査
検針員が、水道メーター検針時に「給水装置漏水判定器」を使用して水道メーターにて音圧測定を行います。測定結果はBluetoothでハンディターミナルへ転送します。料金システムと連携することにより、給水情報とデータマッチングし、しきい値に基づき収集されたデータをマッピングシステムにハイライト表示することが可能です。使用する給水装置漏水判定器は、フジテコムとの共同開発により検針時の使用に適した性能・形状を実現しました。
KP-EYE 大口径管路監視装置
小口径管路から重要幹線に至る大口径管路まで「常時監視」できる画期的な工法が確立しました。 無線によるデータ収集、長期間監視可能(内蔵電池最大5年間)、管種管口径にとらわれることなく漏水音の検出が可能、漏水管路の早期発見、効率化によるコスト削減が可能になりました。